バルサVSセビージャ
5‐4
15-16シーズンの幕開けとなる、CLチャンピオンとELチャンピオンが一発勝負で戦う最高のプレシーズンマッチ「スーパーカップ」。2年連続でスペイン勢の戦いとなった今年のゲームは、バルサとセビージャのゲーム。
開始早々、バネガの巧いFKでセビージャが先制。その直後にメッシの美しい技ありFKでバルサが同点に追いつく。そしてその数分後にメッシはFKをゴールに突き刺し、バルサが逆転。ラフィーニャ、スアレスのゴールで4-1になった瞬間は、バルサ楽勝の流れとなり、退屈になりかけた。後半65分にイニエスタがファールを受け、大事をとった交代によってバルサは中盤のリズムを失い、セビージャのサイドからのカウンター攻撃が威力を増していく。レジェスの2点目からPKでの3点目、スローインから、バルサDFの一瞬の隙をついた同点ゴール。この時点での流れは完全にセビージャ。決定機の数は延長戦含めセビージャが上回った。ただ一度、延長後半10分、メッシのドリブルアタックからのシュートがこぼれたところをペドロが叩き込んでバルサ勝ち越し。大逆転負けの流れだったバルサが勝ちを拾ったゲームだった。
プレシーズンマッチながらビッグタイトルをめぐるゲームは、選手全体の動きは重さが残るものの、ゲームとしては十分楽しめたゲームだった。