バレンシア VS バルセロナ @メスタージャ
2-3
決めるべき時に決めないとゲームの流れは変わる。そんなサッカーの鉄則が垣間見えたゲーム。
この1年メスタージャで勝てないバルサだったが、メッシの怪我から復帰によって、ミッドウィークのCLでペップシティを叩きのめし、エンジン全開になりかけた時にあわや勝ち点「0」もあり得たゲーム。
メッシの先制(これは実はオフサイド)によってタイトでソリッドとでもいうバレンシアの守備(ブランデッリの力か?)から解き放たれたバルサがゲームを優位に進める。
しかし、ネイマール、スアレス、ラキティッチが決定機を決められずにいると流れは、バレンシアに移っていく。ムニルの同点ゴールが決まると勢いに乗るバレンシアは、ナニ(ユナイテッドでは主役になれなかったがスペインでは行けそう)の味のあるループパスからロドリゴが決めて逆転。レフェリングへの不満に溢れていたメスタージャがそれを忘れるように歓喜に包まれる。ところが、パレホ、ムニル、ナニが決定機を決められず流れはバルサに移ってしまう。
CKのこぼれを先に抑えたスアレスがピッチ上空10cmをホップするようなゴラッソを叩き込み同点。
その後も双方に決定機が訪れるが、決めきれずに流れは二転三転する。タイムアップが近づいたアディショナルタイムにバルサらしい崩しでペナルティ内のスアレスにパスがつながったように見えたが、体を張って守備していたアブデノールがスアレスを倒してPKとなる。
キッカーは、正義のレオ。GKは、PKストップ職人のディエゴ・アウベス。メッシのPK決定率は50%という低いもの。(バルサは基本低い)
結果は、バルサのキッカーがメッシではなく、正義のレオだったということ。バルサは、けが人続出(このゲームでイニエスタもリスト入り)で、厳しい状況になったが、正義のレオが登場したゲームは負けない。このゲームは、取れる時にゴールしないと流れはつかめないよ。そんなゲームだった。