A・ビルバオ VS R・マドリ @サン・マメス・バリア
1-0
マドリはついに首位陥落。
ホーム、サン・マメス・バリアではめっぽう強いA・ビルバオが帰ってきた。スペインらしくないパワープレーのようなロングボール戦術が、S・ラモス不在のマドリDFを混乱させた。但し、ビルバオの選手は、皆巧い。マドリの選手をあしらうようなボール捌きを何度も披露した。どちらがチャンピオンか分からないくらいだった。(マドリは、昨シーズンのコパとCLチャンピオンだが、リーグ戦は3着)
ビルバオの1トップ、アドゥリスへのボールがほぼ完璧に収まり、空中戦もぺぺ、ヴァランに完勝だった。決勝ゴールは、頭でのゴラッソ。ピンポイントのクロスにあわせた滞空時間の長いジャンプとカーブをかけたヘディングシュートは圧巻。リアクション&ロングボール型の戦術は退屈なものだが、かつてのイングランドサッカーの迫力がいまだに生き残っているように見えてしまった。マドリのイスコ、クロースの中盤は、パスコースを限定されてしまいBBCに巧く繋がらない。最終ラインで確実にブロックされてしまった。ビルバオの選手は、かつてのイングランドのような戦術だが、個々の足技は、ラテンの香り満載で、ポゼッションだってやろうと思えば出来るんだよ、と言っているようなプレーも見せた。サン・マメス・バリアで強いビルバオはバスクの誇り。2014年は無敵のように見えたマドリも2015年は早くもリーグ戦3敗目、バルサはラージョに途中経過ながら6-0でリードしている。首位陥落は決定的だ。
これでリーガは、混戦模様になった。