D・ラコルニャ VS バルサ @リアソール
0-8
スアレスが4ゴール3アシスト。メッシとネイマールがスアレスのアシストで1点ずつ決めた。
4月に入ってから1勝4敗、内リーガは3連敗中という4月の坂を転げ落ちたバルサが、かつて難攻不落(マドリだけか?)と言われたリアソールに乗り込んでのアウェーゲームだ。
今期15節ホームカンプノウでも2-0から追いつかれたD・ラコルニャとの一戦は注目だった。バルサが首位陥落することを覚悟してだ。2位アトレティコと勝点で並び、3位マドリーとは勝点1差、リーガタイトル獲得には、引き分けすら許されないゲームだ。
結果だけ見るとバルサの大勝だ。だが、内容はここまでの差は感じなかった。シュートの精度差と言えばそれまでか。メッシとネイマールは本調子からは程遠く、どこか悪い様に見えてしまう。2人ともピッチ外が騒がしいことが影響していることもある。とにかくプレーの質は低い。今バルサのピッチに立っているのは世界最高の選手と将来世界最高の選手になろうとしている選手ではない。別人だ。
大差で勝ったのにどうも引っかかるゲームだ。
この大勝は、リーガタイトル獲得に向けて安心出来る内容ではなかった。もしかすると崩壊前の爆発かもしれない。4点差がついたら残りのシュートはバーやポストを打つほうがいいと言ったのは、創造主クライフだ。8-0という、やってはいけないゲームをバルサはやってしまった。バルサにマドリーの様なゲームを期待していない。もう今となっては、マドリー化したバルサにクライフの理想を求めるのは無理かもしれない。
勝つだけのフットボールは好きになれない。負ける姿を見たくはないが、夢のないフットボールはもっと見たくない。