R・マドリ VS Aマドリ @ベルナベウ
2‐2
エル・ニーニョが帰ってきた。
シメオネのチームは、開始1分で現世界最強チームを奈落の底へ突き落とした。セルヒオ・ラモスのミスを見逃さなかったグリーズマンのインターセプトから一気にカウンター、そしてフィニッシュはエル・ニーニョ。シメオネのAマドリはキックオフからの5分間アタックが凄まじい。一気にゴールに迫るキックオフプレッシングは、相手チームにとって脅威になっている。世界最強を自負するチームも(世界最高レベルのセンターバックであるセルヒオ・ラモスにとっても)ドタバタになった。このゲームも一撃でゴールが抉じ開けられた。フィニッシュがエル・ニーニョ(神の子:フェルナンド・トーレス)だったこともベルナベウ、そしてマドリの人たちには驚きと喜びが入り混じった光景だった。プレミアで輝きを失いかけ、セリエで過去の人になってしまった感のあったエル・ニーニョが強烈な光を放った。1分で敵地ベルナベウを静まらせた。ゲームは、20分にセルヒオ・ラモスが汚名挽回のヘッドで同点にしたが、ゲームを支配するR・マドリも決定機を作れず前半終了。
そして、後半開始1分、キックオフプレッシングに乗ってエル・ニーニョが再び輝きを見せる。シメオネのチームは、ぺぺのミスを見逃さなかった。そしてそこには最も輝いていた頃に戻ったようなエル・ニーニョがいた。この得点によってアウェーゴール2点を加えたシメオネのチームが相手では、R・マドリと言えどもどうにもならなかった。合計スコア4‐1、R・マドリが逆転するにはあと4点が必要になった。ロナウドのゴールで同点に追いつくのが精一杯。堅守速攻を身上とするシメオネのチームは時間を使う技術も最高レベルで狭いスペースでするボール回しは、バルサのようでもあった。ポゼッションサッカーもやろうと思えばできるよと言っているようだった。(技術が高いチームは何でも出来る)
マドリダービーがベスト16だったのは、少し惜しい。そして次のQファイナル(1月21日)では、A・マドリとバルサがあたる。コパ・デル・レイのタイトルは3強以外から出る可能性が高まってきたが、先ずはQファイナル1stレグ@カンプノウを見てみよう。