1‐1
ジョゼッペ・メアッツァというより、サンシーロといったほうがかっこよく聞こえるのは気のせいか?年齢的なものか?ミラノダービーがあった日に日本のメディアに煽られて久しぶりにセリエAを生で見てしまった。
ポゼッション:45:55、シュート数:10:8、オンターゲット:2:3、カルチョの国のビッグダービーは、サッカーの質よりも負けないことを優先するイタリアらしい並みレベルのゲームとなっていた。しばらく見ていなかったセリエAは、ヨーロッパのトップリーグの中では下降気味というか低位が普通の内容になった。エッシェン、トーレスがかつての輝きがなく(エッシェンは頑張っているように見えたのが、それがかえって寂しい気がした)、トップからもれた選手たちが一生懸命負けないようにプレーしていた。CS局は、日本人対決を出したくてもミランの10番は先発落ち。本人も「これが今の実力」とコメントしていたが、トップになれない選手の中から先発にチョイスされない地力とコンディションであることは認識しているようだ。
イタリアの通がこれをカルチョのディフェンス、玄人にしか分からない戦術の妙だと言うのか分からない。伝統あるミラノダービーを始めて指揮するピッポと6年ぶりにインテルに戻ったマンチーニ、共に失うものを少なくするために戦った結果は、1‐1のドロー。点が入らないのもサッカーだということが、本当にそうか?と疑いたくなるような低いプレー精度。アンチスペクタクル、アンチアタッキング、ノンエンタメを確認できたゲームだった。これ以上書くとカルチョファンに悪いのでこの辺で。
現代フットボールの教科書だったミランのワンタッチフットボールが懐かしい。ミランの6番と3番は、この結果もそうだが、この内容を受け入れられるのか聞いてみたい。解決策があればやってるか!
CSを見てない人は、今日の25時から国立放送局BS1で