16-17シーズンは、チャンピオンズリーグの開幕によってすべての幕が開いた。今期のチャンピオンズリーグは、昨シーズン優勝したマドリを軸に動いていくだろう。(メディア的にはそう言わねば、いつもの煽りが出来ないので)
今シーズンのマドリは、確かに最も充実したチーム内容と思える。落ちたと言え稀代のゴールスコアラーが健在、馬力ある猛牛のような伸び行く11番、ガラスのモーツァルトより堅い東欧の司令塔、野獣の様な2人のセンターバック等、ライバルクラブとの比較すると素人目には頭一つ出ているように見える。
チャンピオンズリーグの連覇をするのは、やはりチャンピオンズリーグにおいて目に見えない力の出るマドリ以外無いだろう。それが今シーズンになるかもしれない。唯一対抗可能なバルサは、メッシが怪我なく最後までやる気を見せ続ければ可能かもしれない。ウルグアイの怪物も大人になりつつあるブラジルの悪ガキもメッシの出来次第でプラスにもマイナスにもなる。シーズンの流れで、リーガタイトルがマドリに動くと、このチャンピオンズリーグタイトルは、バルサに振れるかもしれない。今年は、ドイツのクラブはもう一つ、プレミアのチームもこのタイトルを狙えるのは来年まで時間が必要だろう。伏兵がこのタイトルを獲るほどチャンピオンズリーグは甘くない。
クラブワールドカップが終わり、クラブの世界チャンピオンというエンブレムがユニフォームにつけられると、チームは下降線をたどる。昨シーズンのバルサは2月まで持ちこたえたが、その後一気に急降下した。今シーズンの流れは去年とは違うだろうし、違ったものになって欲しい。
ただし、ユーロの様な不細工なフットボールが優勝するような大会でないことを祈っている。しかし、どんな不細工なフットボールであっても、それがフットボールの真の姿であり、フットボールの神様が望んだものとして受け入れるしかない。
蛇足:今日のメッシは、キャリアピークを彷彿させる出来、銀河を超えてやって来たフットボール星人の様だった。???(非科学的表現だ)