ブラジル 1-7 ドイツ
セレソンにフットボールの神様の罰が下ってしまいました。美しいセレソンが見たい。芸術的で楽しいセレソンが見たい。今回のセレソンは本当のセレソンではない。セレソンではないのにカナリヤ色のユニフォームを着ていると。
ブラジル(これからはこのチームをセレソンと呼ばない)が、前半だけでマニータを達成されてしまった。ゲームの内容は、、これから色々なところでコメントや分析が出るのでそれを確認したらいいです。全てあっていると思うが、全てがずれているとも思います。ドイツがすばらしい出来でブラジルが最悪の出来だったような書かれ方をするかな。ブラジルは、ドイツのポジショナブルで速いプレスによって自由を奪われ、ファーストタッチが信じられないほど雑になり、アイデアなく、ただ蹴るか、万歳突撃のようなドリブルしかなかった。開催国の責任と大国の意地だけでゲームをしてしまった。このブラジルだったらコロンビアもチリも負けなかったのではないか。このゲームは見たくなかった。こんなゲームは、記憶から消したほうがいい。記録にも残さないほうがいい。しかし、これもフットボールかもしれない。黄金のカルテット以来美しいフットボールをしないブラジルは神様の逆鱗に触れてしまったのかもしれない。マラカナンの悲劇を超えるミネイロンの惨劇になってしまった。神様の罰以外考えられない。
このゲームのレポートはこれ以上書くに値しない。原因を分析することが無駄な作業だ。今日のドイツが強かったのもおそらく事実だ。でもこの勝ち方は危険だ。6点以上の差がついたゲームはやるべきではない。勝ち方は「上・中・下」がある。この勝ち方は「下」だ。ドイツはまた優勝できないかもしれない。決勝は、神の子のチームか、トータルフットボールの母国かは分からない。どちらがきてもチームの完成度から、ドイツが勝つように見える。しかし、今日の勝ち方はそうさせないための伏線かもしれない。28年待たせた国を勝たせるために神の子を更に覚醒させるのか、40年前にフットボール革命を起した国を今回こそはやっと勝たせるのか?神様だけが知っている。
ブラジルの人たちには悲しい日になってしまった。忘れることが出来ないかもしれない。でも、ブラジルは悲しみを乗り越えてきた。だからフットボールの国になった。フットボールは続く。また新しいブラジル代表が生まれるから。美しいセレソンを見たいから。
Football must go on