3対1。ネイマールのワールドカップを予感させる結果でした。でも、クロアチアは強かった。中盤の戦いは、グループとしてはセレソンを超えていた印象があります。それでも結果はセレソン。審判の判定がクローズアップされ、クロアチアからすれば、PKの判定は絶対に受け入れられないものと思います。でもそれもサッカーの一部です。クロアチアはモドリッチを中心に中盤の戦いを優位に進め、ゴールに迫ったけれど、ゴールは割れなかった。オウンゴールはありましたが。セレソンは、チームとして中盤をコントロールできなかったけれど「個の力」でゴールをこじ開けました。ネイマールの1点目とオスカルの3点目は、最初は、ミスキックかと思いましたが、スローで見るとキーパーの重心が動いた、ここしかないタイミングで打ったシュートでした。しかもコースがいい。シュート力、決定力と言いますが、ここで決めるという力が出たシーンでした。サッカーの神様はこういう展開が好きですね。まさに内容と結果が不釣合いなものでした。これで、「ブラジル優勝へ向け好発進」とメディアは賑やかになるでしょう。でもあまり結論は急がず、1試合1試合良く見ましょう。予選リーグで好発進すると決勝トーナメントでしょんぼりする場合があります。セレソンの状態はまだ注意が必要です。
A組の予選突破はセレソンとメキシコにしましたが、クロアチアも十分ありますね。それほどよく完成されたチームになっていました。予選突破できるかは、クロアチアとメキシコの直接対決で決まりそうですね。そしてセレソンは、ネイマールやオスカルの個の力がどこまで続くか楽しみです。ネイマールのワールドカップになるかは、決勝トーナメントの輝きが決め手になります。ただ次相手は、双方中心選手は同じでロンドンオリンピックで負けているメキシコです。予選リーグだと探りあいになり、目だった動きの無い戦いになる可能性あるので良く見ないと結果だけでは、信用できないかもしれません。予選リーグでピークとなって優勝したチームは、記憶にないですね。