セレソン 0 - 0 メヒコ
セレソンはメキシコが苦手?ロンドンオリンピックの決勝で負けたことが尾を引いているかな?メキシコの出足のよさによる中盤からディフェンスラインのプレスはセレソンをかなり苦しめたように見えました。ネイマールはプレスを潜り抜ける技を見せていましたが決定的な仕事には到達できなかったね。セレソンにとってメキシコが苦手まで行かないけれど、やり難いように見えてしまうほどメキシコの出来が良かった。オチョアが当っていたこともあるが、シュートの精度も微妙に甘かったように見えました。セレソンも完全ではないことが見えたゲームでした。
A組みは、セレソンの1位通過は万全と見ていましたが、簡単ではなさそうですね。ネイマールのワールドカップになるような気配でしたがそうそう巧くいかないですね。メディアも上げたり下げたり、一喜一憂が当たり前なので普通の精神状態でいることが難しいですね。セレソンのプライドも重荷に変わるかな?セレソンの戦術はネイマールでした。個々の技術は最高レベルですが、チームとしてはヨーロッパのような規律とまじめさのチームですね。ネイマールが消えると南米らしくないですね。遊び心とか、意外性が少ない。現代サッカーにそれを求めるのは難しいのかな。トータルフットボールは、ブラジルの個人技に対抗するべく生まれました。プレッシングもコンパクトゾーンもファンタジスタを退治する方法論ですね。それでもいつも期待するのは、戦術やシステムを超えた新種のファンタジスタの誕生です。予選リーグも2順目となり、戦い方に新しさがないのが見えてきました。ここからは個の力が輝く流れになって欲しいですね。セレソンに期待するのはそこです。
ところで、A組の話ですが、メキシコとクロアチアのゲームは緊張感ある展開になりそうですね。どちらが抜けるか?セレソンは1位通過するか?楽しみですね。