1月31日(土)18:00から成東総合運動公園で行われたU-13選手権千葉県大会の長生マリンズジュニアユース対ACカラクテルの試合を観戦した。
前日に1日中雨が降ったことや北風が強く吹いていること、更にナイトゲームということでプレーに影響があるのではと案じていたが、グラウンドコンディションはよく、両チームとも強風の中でもボールをドリブルや短いパスをつなぐという持ち味を発揮したゲームとなった。
戦前の予想通り、カラクテルが素早いプレスでボールを奪うと、サイドのスペースへ展開し、1対1を仕掛け突破をはかる有利な展開。マリンズはペナルティエリア周辺で何とか踏ん張り、ボールを奪うと中盤をドリブルと短いパスで突破を試みるが、なかなか相手陣深くにボールを持ち込めない。時折、カラクテルDF陣の裏のスペースを狙ったパスも見られたが、カバー能力の高い選手相手にチャンスを作ることができない。
前半19分に自陣左サイドを突破され、ペナルティエリア内からループ気味にGKの頭上を破られ先制を許す。前半はこの得点のみで1−0でカラクテルリードで終了。
後半はカラクテルのプレスのスピードに少し慣れて来たのか、中盤で3本、4本と良いリズムでパスがつながりシュートチャンスも訪れたが得点できず。逆に16分過ぎにCKのこぼれをボレーでたたき込まれ失点。0−2で敗れた。マリンズGKの3本のファインセーブがなければ点差はもっと広がっており、両チームの力の差を順当に示したスコアであった。
しかし、マリンズの選手は悲観する必要はない。逆に「選手個々の能力=技術を高め発揮する」ことを目標にした4月からの取り組みに確証を得ることができた。1対1の局面やパスワークでまだまだカラクテルには及ばないものの、相手選手に囲まれてもフェイントやターンを駆使して突破をはかるシーンを何度も見せていた。このチャレンジする気持ちこそ君たちが身に付けてきたもの。
勝てなかった悔しさをバネに練習に打ち込もう。更に技術を磨き、タイムアップのホイッスルを笑顔で迎える日のために。