バルサ VS R・マドリ @カンプノウ
1-2
組織的なマドリといつも通りの?バルサ。格下の戦いを選択したマドリ(ジダン)がバルサの連勝をストップするというゲームだった。
マドリの戦術はシンプル。4-5-1の並びでコンパクトなゾーンを構築し、スペースを消し続ける。メッシ、ネイマールのドリブルも冴えない感はあったが、マドリのディフェンスを褒めるべきだろう。マドリは最後まで切れずにディフェンス組織を維持できた。中盤の戦いは明らかにマドリが優位だった。
ネイマールは、ぺぺとの最初のマッチアップで簡単にボールを奪われたことがゲームを通じてリズムをおかしくした。メッシは、サイドよりも中央で中盤のプレーをすることが多かったが、ドリブル成功率は普段の半分程度か?マドリのプレスにやりにくさを感じたからメッシはシャビがやるようないなすプレーをしようとしたのかもしれない。だが、メッシは下がってプレーしたら怖さが半減する。
マドリの前3人はスペースができたところでプレーさせたら最高級のプレーをする。守ってカウンターというリアクションフットボールが勝ったというのが今日のクラシコ。ヨハン・クライフの追悼ゲームにしては、物足りない感満載のゲーム。これでリーガの優勝決定は少しだけ延びたかもしれない。
ヨハン・クライフの創ったバルサスタイルから離れてしまった今のバルサにクライフがお仕置きをしたのかもしれない。「ボールコントロール、ポジショニング、プレー精度、どれをとってもまだまだだよ」そんな声が聞こえた気がする。今日のバルサのプレーぶりにクライフは怒っていたはずだ。
Gracias Johan.