バルサ VS ラージョ・V @カンプノウ
5-2
結果だけ見れば、バルサの快勝。実は逆の得点も有り得たゲーム。メッシがいない、イニエスタもいないバルサの中盤より前の構成力、コンビネーション、フィニッシュは中堅チーム並みだ。ネイとスアレスの個人能力頼みの攻撃とクラウディオ・ブラボのセーブ力で持っている。今年のバルサは失点が多過ぎる。今シーズンは無冠に終わる可能性が大だ。どんな大会でも、チャンピオンを獲るチームは失点が少ない。リアクションサッカーは最小失点を目指し、カウンターで少ないチャンスをものにする。ポゼッションサッカーは「ボールを保持していれば点は獲られない」という守備の要素も多分にある。バルサは昨シーズン、リアクションスタイルとポゼッションスタイルをミックスした戦術で3冠を獲った。今年のバルサは、守れない、チャンスをものに出来ないという状況に陥ってしまった。ゲーム合計7得点の内、最初と最後の得点はラージョだった。昨シーズンならばおそらく7点全てがバルサだった。最後の得点、バルサの2失点目は昨シーズンならば無かった失点だ。4点差が開きゲームが決まって、ブスケス、アウベスを交替させたからということもあるが、ポゼッションスタイルをとるラージョに押し捲られる場面が多すぎる。メッシがいない事とは無関係の原因があるように思う。
このゲームの収穫は、セルジ・ロベルトが良くなったこと、アルダが出場可能となる1月までのつなぎが出来たことか。