いつからだろうか、いつものようにか、よく見た光景が90分間にわたり繰り広げられた青いユニフォームの国のフル代表ワールドカップ予選。枠に飛ばないシュートは雨あられ。クリアでもそこには飛ばないようなシュートが何本あったろう。キックミス、トラップミス、判断ミス、思考ミスは数え切れず。ワールドカップの戦いというプレッシャーが原因なのか分からない。技術的にはどちらのチームも草サッカーを見るようなレベルだった。カナダでやってる女子ワールドカップに出ても勝てるか疑問だ。
球際の強さは、赤いほうのチームが上だった。ポジション取りも赤いほうがよく分かっていた。フットボールはシュートを打った数で勝負を競うものではない。そんなことは誰でも知っている。知っているけど出来ないのがフットボール。甘いシュートを何本も打つから相手GKが巧く見えてしまう。青いユニフォームの代表は、技術がまだまだ足りない。技術とは、ボールを扱う技術のこと。ボールを扱う技術とは、とめる、蹴る、動かす、運ぶこと。これもみんなが知っている。知っているけどいつも出来るわけではない。技術はボール扱いだけではない。見る、思考する、判断する、そして競うことそれも技術。技術が無いから自信もないし、余裕も無い。青いユニフォームの国はそんな技術に裏付けられた個の力が足りない。出来ないことが多すぎたそれが青いユニフォームのゲーム。新しい監督の采配も混乱していた。ヨーロッパのフットボールの国から来た監督は、青いユニフォームの代表を見損なっていたのだろう。こんなに出来ないものかと。これも監督の実力が出てしまった。
実況したTV局は相変わらず酷いの極みだ。実況は、「難しいワールドカップ予選の開始」と連呼するばかりだった。解説の元代表選手たちも相変わらずのコメント。「サイド、サイド、サイド」こればかり。実況も酷いが、解説も酷い。解説者に見えているのはフットボールの素人だから、でかい声と感嘆符ばかりの解説?解説はしていない。地上波、特に民法の放送はそうなる。民放の解説は、辛口コメントをするレジェンドでも何故か自信のブログと全く違うコメントになる。サッカー協会(フットボールとは言いたくない)が小商いベースの考えしか持ってないから、フットボールは低次元でも関係ないのだろう。とにかく小商い優先。放映権収入とスポンサー料と入場料確保が最優先の代表戦。メディアも解説も片棒担ぎ協力を惜しまない。(使ってもらえないとこまるからが解説者の本音)メディアが一緒になって「だめさに蓋」をしてスポンサー料の山分け期待。そう言えば、直前のテストマッチが終わった頃、ある有名なジャーナリストが「今の日本代表は史上最強」と言っていた。史上最強のチームかどうかは其其の主観だからなんともいえないが、史上最強で世界のベスト50位に入らないレベルは事実。青いユニフォームの代表の現実はとても厳しい。
代表は勝ってこそ、次のステージ進出してこそ、それ以外は全て失敗である。